• 2026年1月号WEB版
  • 2026年1月、2月の活動内容やご提供いただいた情報をまとめ、地域保健2026年1月号WEB版のインデックスとしています。記事やイベントの詳細はそれぞれのリンクをご利用の上ご覧ください。

    〈表紙のことば〉
    年が変わる。

    胸の奥で何かが変わっていくような気がしています。

    木々が太陽を追って
    そっと枝をのばすように、
わたしたちもまた、
    愛に向かって
    歩いていけたなら、
    今まで癒えなかったものが
    きっと溶けて癒えていくでしょう。

    春が来て、
    融解する雪のように。
    不安からではなく、
    向かう先のやさしい灯りを
    見つめながら、

    またこの一年を
あたたかく生きていけますように。
    そんな願いが、
私の中で深くゆっくり息をしています。

    絵・なるかわしんご
    https://narukawa-shingo.work/

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    20261月号

    定価:0円(税込)
    紙媒体の定期発行は休刊中
    発行日:2026年1月1日~随時更新
    印刷発行なし

    【オンライン勉強会】なぜ日本では「ごみ屋敷」と呼ぶの? フランスの"ため込み症"支援に学ぶ

    「なぜ日本ではごみ屋敷と呼ぶんですか?」とため込み症全国集会で2回聞かれた
    そんな名称がフランス人にバレてるとは……

    ——これは、地域保健WEBで連載中の安發明子さんが、2025年11月フランスのため込み症支援全国集会に参加したときのSNS投稿文の一部です。

    その後に続く安發さんからの「日本にいながらフランスのため込み症対応の話を聞く機会をつくりませんか?」の呼びかけに共感し、地域保健ネットサロン会員の方を対象に、オンライン勉強会を企画しました。詳細、お申し込みはイベント情報ページをご覧ください。

    【好評アーカイブ 配信中】地域保健ネットサロン会員限定 アーカイブ配信のご案内

    過去に地域保健編集部が主催したネットサロン会員限定のオンライン勉強会を、ご好評につきアーカイブ動画として再配信しています。視聴をご希望の方は、以下よりイベントごとにお申し込みをお願いします。会員登録がお済みでない方は、イベントお申し込み時にあわせて無料登録できます。会員登録について、詳しくは「地域保健ネットサロン」ページをご覧ください。

    • セクソロジストに学ぶ「子どもの性・同意」
      講師:クロード・ジオルダネラさん/通訳:安發明子さん
      (収録日:2024/4/22)
    • 長生き歩きと腸活の効果について~中之条研究25年の成果~
      講師:青栁幸利さん
      共催・話題提供:一般社団法人JA共済総合研究所
      (収録日:2025/7/23)

    単行本紹介『東京保健師ものがたり』試し読みのご案内

    雑誌『地域保健』での連載から生まれた書籍『東京保健師ものがたり』のご利用が広がっています。昨年は、栃木市のボランティア団体である大平町点字の会「どんぐり」さんによって、点字に翻訳されました。

    まだお読みになっていない方は、試し読みPDFをご用意しました。ぜひご利用ください。

    地域保健WEB連載 フランスの親子まるごと支援(奇数月の30日更新)

    WHOは2012年にウェルビーイングを「良い心身の健康状態、頼れる人がいること、家族の安定性、周りの人を信頼できること」と定めている。子どもの権利条約にもフランス語訳には「ウェルビーイングに必要なケアや医療を国が保障する」とある(日本政府訳は「福祉に必要な保護及び養護を確保する」)。ウェルビーイングはフランス語で「bien-être(良い、在る)」という言葉で子どもでも日常的に使う身近な言葉だ。逆は「mal-être(悪い、在る)」で、無口だったり勉強に集中できなかったり意地悪なことをしたりといった状況を指す。大人たちは子どもについて「悪い、在る」が観察されたとき支援をスタートさせ放置しない。成績よりも心理的健康の方が大事であるという取り組みは2011年より一貫して続けられてきており、3歳以上の子どものウェルビーイングの状況について国立保健機構が調査もしている。
    フランスで教育の目的は「開花」である。花が開くことができるように環境を大人が整えるというイメージだ。「自立」という言葉も日仏で使われるが、その道のりは違って語られる。日本では経済力を身につけ自分でできるようになること、フランスでは自尊心が十分育ち、自分の関心があることを見つけるというステップがあった先の仕事や暮らしと考えられている。(本文より)

    〈著者プロフィール〉
    安發明子(安發明子公式サイト
    フランス子ども家庭福祉研究者。ソーシャルワーカー養成校AFRISパリ理事。 立命館大学大学院人間科学博士、EHESSフランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、社会学修士、一橋大学社会学学士。 首都圏で生活保護ワーカーとして勤務したのち2011年渡仏。 子どもが幸せに育つための文化の醸成に取り組んでいる。 著作『一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族』(2023)かもがわ出版、翻訳書『ターラの夢見た家族生活 親子まるごと支えるフランスの在宅教育支援』(2024)サウザンブックス、『NOと言えるようになるための絵本』(2025)ゆまに書房。

    地域保健WEB連載 なな先生のことばの発達教室(奇数月の15日更新)

    5歳児健診の話題をあちこちで耳にするようになりました。就学時健診だけでは拾いきれない小さなサインを、もう一歩手前の時期に共有し、家庭・園・医療・福祉・教育へ橋を架ける、そのための体制づくりがまさに今動いているのを感じます。
    こうした変化に伴い、本年、5歳児健診の時期のことばの発達をテーマにした講演のご依頼があったり、周囲の母子保健関係者の方から「発音の幼さは様子見でよいか」「吃音(きつおん)がある子はどうすればよいか」「集団で指示が入りにくい子への声かけはどう具体化するか」「文字読みや音韻意識の芽生えは健診でどこまで見ればよいか」といったご相談を受けたりすることが増えました。地域はさまざまでも現場が直面する迷いのポイントは共通しており、この時期に共通したことばのお悩みが見えてくるようで興味深いものです。

    〈著者プロフィール〉
    寺田 奈々(ことばの相談室ことり 言語聴覚士)

    慶應義塾大学文学部卒。養成課程で言語聴覚士免許を取得。総合病院、プライベートのクリニック、専門学校、区立障害者福祉センターなどに勤務。年間100 症例以上のことばの相談・支援に携わる。専門は、ことばの発達全般・吃音・発音指導・学習面のサポート・失語症・大人の発音矯正。著書に『子どもとのコミュニケーションがどんどん増える! 0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)、『発達障害&グレーゾーン幼児のことばを引き出す遊び53』(誠文堂新光社)。

    地域保健WEB連載  帰ってきた「閑話ケア」……ときどき「講演旅行記」(気が向いたら更新)

    トリ年から干支の事を書き始めてウマまで来た。10番目。
    単純に、10年も書いてるんだなって思ったが、「閑話ケア」そのものは2011年から書いているんだから15年か。しかも通算152回目だ。我ながらビックリする。そんなに長く書いている自覚がないが、証拠は残っているので間違いないだろう。年数や回数が多いからと言って価値があるわけでもないが、よくもここまでウマくごまかして書いてきたものだとは思う。
    というわけで、今年もよろしくお願いします。
    さて、午年(うまどし)。「午」という字は……(続く)

    <著者プロフィール>
    藤本裕明(あさか台相談室

    分類学上は霊長目ヒト科の♂。立場上は一応、心理カウンセラーに属する。自分の所の他、埼玉県川越市の岸病院・さいたま市の小原クリニックなどで40年以上の臨床経験があるが、年数だけで蓄積はおそらく無い。むしろ、蓄積より忘却が増している気がする。
    昨年12月初旬に、また東北北部などで大きな地震があった。今年は日本中が平穏だと良いけど。 隣国とも睨み合ったりしているし…。フウイヌムを見習ってほしいものだ。(著者より)

    情報BOX【映画】安楽死特区

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    『安楽死特区』公式サイト
    https://anrakushitokku.com/
    2026年1月23日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開

    在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説が原作の映画『安楽死特区』は、近未来の日本で「安楽死法案」が可決され、国家主導で導入された制度のもと、人間の尊厳、生と死、そして愛を問う衝撃の社会派ドラマである。

    〈ストーリー〉
    舞台は今から数年後の日本。欧米に倣って安楽死法案が可決した。それでも反対の声が多いため、国は実験的に「安楽死特区」を設置することに。主人公のカップルは、回復の見込みがない難病を患い、余命半年と宣告されたラッパー・酒匂章太郎と、彼のパートナーでジャーナリストの藤岡歩。安楽死法に反対のふたりは、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区「安楽死特区」への入居を決意する。そこでふたりが見たものは、安楽死を決意した人間たちの愛と苦悩。医師たちとの対話を通じ、ふたりの心に微細な変化が訪れるが……。


    毎熊克哉 大西礼芳
    加藤雅也 筒井真理子 板谷由夏 下元史朗
    鳥居功太郎 山﨑翠佳 海空 影山祐子 外波山文明 長尾和宏 くらんけ 友近 gb 田島令子 鈴木砂羽
    平田満 余貴美子 奥田瑛二

    監督:高橋伴明
    原作:長尾和宏 小説「安楽死特区」ブックマン社刊
    脚本:丸山昇一
    製作総指揮:長尾和宏/製作:小林良二/プロデューサー:小宮亜里、高橋惠子/音楽:林祐介/撮影監督:林淳一郎/撮影:西村博光/照明:豊見山明長/録音:臼井勝/美術:黒瀧きみえ/装飾:鈴村髙正、島村篤史/ヘアメイク:佐藤泰子/スタイリスト:野中美貴/衣裳:津田大、江口久美子/VFX:立石勝/スクリプター:阿保知香子/編集:佐藤崇/助監督:毛利安孝、野本史生、稲葉博文
    音楽プロデューサー:和田亨/ラインプロデューサー:藤原恵美子/制作協力:ブロウアップ/配給:渋谷プロダクション
    主題歌:「Oh JOE GIWA」作詞:丸山昇一、gb/作曲編曲:林祐介
    製作:「安楽死特区」製作委員会(北の丸プロダクション、渋谷プロダクション)
    配給:渋谷プロダクション
    2025年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/日本語/129min
    ©「安楽死特区」製作委員会

    情報BOX【おすすめサイト】とよたまこころの診療所公式サイト

    『虐待予防は母子保健から 指導ではなく支援』著者の鷲山拓男さんの診療所の公式WEBサイトができました。保健師さんを対象とした勉強会の情報などが掲載されています。

    https://www.toyotamakokoronoshinryojo.com/

    また、連携先医療機関のひだまりホームクリニックの公式サイトでは、鷲山拓男さんの講演動画を公開中です。講演動画について、地域保健WEBニュース(2025/12/19)でもご紹介しています。ぜひご活用ください。

     

    イベント開催報告 地域保健×「まちの保健室」ITOGUCHI 映画上映会&トークセッションを開催

    2025年9月27日(土)保健師映画応援プロジェクトおよび保健師の魅力を伝える活動の一環として、実在の保健師、花田ミキさんの生涯を描いた映画『じょっぱり 看護の人 花田ミキ』を上映し、ゲストを迎えトークセッションを行いました。地域保健WEBニュースページでイベント開催報告をまとめましたのでご覧ください。

    会場は株式会社シンゾーン本社ショールーム

    【2025/9/27イベント開催報告】地域保健×「まちの保健室」ITOGUCHI 「じょっぱり 看護の人 花田ミキ」上映会&トークセッション “わたしたちの、もったらKorosuna運動”

    ネットサロン会員向けツール フランス・パリの「暴力定規」日本語版をPDF公開

    地域保健では、パリ在住のフランス子ども家庭福祉研究者・安發明子さんにご協力いただき、パリ市がこども・若者向けに配っている「暴力定規」の日本語版をつくりました。制作にあたり、地域保健ネットサロン会員の皆さまにもデザインや名称、使い方などについてご意見をお寄せいただくなどご協力いただきました。暴力定規について詳しくはお知らせページをご覧ください。

    「暴力定規のつかいかた」A3判を作成しました!

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