• 2022年9月号
  • 災害対策基本法の改正により、個別避難計画の作成が自治体の努力義務になり、「福祉避難所の確保・運営ガイドライン」の改定により、福祉避難所へのアクセスの改善が期待されるなど、災害時要配慮者への支援が進んでいる。そうした中で、要配慮者が福祉との結びつきが強い場合、保健師の支援は関係者につなぐだけで終わってしまうことも多いという。しかし福祉の部署や関係者は健康二次被害について詳しいわけではなく、引き続き保健の面からの関わりは重要である。
    今月号は7月号に続いて災害保健をテーマとし、災害時要配慮者に焦点を当てる。座談会では災害時要配慮者への支援で保健師に何が求められるのかを話し合う。各執筆項目では、災害時要配慮者に求められる支援の特性を整理、保健師は何ができるのかを探る。

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    20229月号

    定価:1507円(税込)
    第53巻5号
    発行日:2022年9月1日
    B5版 96ページ

    特集誰も取り残さない災害支援と保健師 マイノリティーへの健康支援をどうするか

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    【座談会】災害時要配慮者支援で保健師に求められること

    災害時には保健、福祉、防災と担当部署が分かれてしまう災害時要配慮者の支援。そうした中で健康二次被害を防ぐために、保健師が何をすべきかについて話し合った。

    (出席者)
    ◎奥田博子さん(国立保健医療科学院)=司会
    ◎森永裕美子さん(岡山県立大学)
    ◎井上郁子さん(茅ヶ崎市保健所)
    ◎原田 恵さん(倉敷市保健所)

    ◎日頃から地区内外の福祉職者との連携を
     北村弥生(長野保健医療大学)

    ◎潜在的要支援者への支援の実態調査から 
     日詰正文(国立重度知的障害者総合施設のぞみの園)

    ◎身体障害、知的障害のある人と災害時の支援
     北村弥生

    ◎聴覚障害のある人と災害時の支援
     宮澤典子(一般社団法人全国手話通訳問題研究会)

    ◎精神障害のある人たちと災害時の支援
     山田悠平(一般社団法人精神障害当事者会ポルケ)

    ◎発達に偏りのある子どもと家族への災害時支援
     前川あさ美(東京女子大学)

    ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

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    三浦七海さん(南三陸町 保健福祉課健康増進係)

    ピープル

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    なるかわしんごさん(絵本作家)

    <プロフィール>
    1989年、三重県生まれ。中京大学卒業後、専門商社に入社し1年で退社。アルバイトをしながら24歳から絵本を描き始める。2015年児童虐待予防推進事業「子はたからプロジェクト」を発足。活動を続け2022年愛知県名古屋市を拠点とする「NPO法人ひだまりの丘」副理事長に就任。親子を対象として、セリフのない絵本を使った創作体験もできるワークショップを全国で行っている。

    Close Up

    ◎ベビー防災Ⓡ※「命の重さ」を伝えたい
     ナーシングクリエイト株式会社 押栗泰代

    ※ベビー防災はナーシングクリエイト株式会社の登録商標です

    レポート

    令和4年度保健師中央会議

    連載

    なな先生のことばの発達教室

    第3回 ラッパを吹くとことばが出るの?
    寺田奈々

    東京保健師ものがたり

    第9回 座敷牢<感染症・精神疾患>
    和泉慶子 

    オンライン市役所だより

    第9回 職種や組織の枠組みを超えたつながりで住民の健康と安全を守りたい

    オンライン市役所 保健師とつながろう課
    鳴門市 健康福祉部 健康増進課
    保健師 黒濵綾子

    ESSAY国際保健

    第51回 甘いものと失敗談
    松田正己

    保健師のための閑話ケア

    第102回 「深読み」は、毒
    藤本裕明

    中臣さんの環境衛生ウオッチング

    第87回 避難所の現状と課題、保健所・環境衛生監視員の視点から
    中臣昌広

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