- HOME
- 2025年9月号WEB版
2025年9月、10月の活動内容やご提供いただいた情報をまとめ、地域保健2025年9月号WEB版のインデックスとしています。記事やイベントの詳細はそれぞれのリンクをご利用の上ご覧ください。
<表紙のことば>
夜空に、月が満ちていく。
照らすその光。
草木を揺らす息吹。
月と僕で対話する。
「あなたはあなたのままでいい」と語りかけるように。
黄金の穂も、澄んだ月の光も、
すべての命を照らし、揺れて、響きあう。
絵・なるかわしんご
https://narukawa-shingo.work/

「まちの保健室」ITOGUCHI&地域保健の合同企画映画『じょっぱり 看護の人 花田ミキ』上映会&トークセッション
地域保健WEB連載 フランスの親子まるごと支援(奇数月の30日更新)
本記事では、フランスの福祉現場で、働き手がウェルビーイングを保ちながらいかに成長を続けられるかについて、実践的な方法やチーム・組織全体での取り組み、工夫がされているかを紹介する。読者の皆さんの分野でも、働き手の健康とモチベーションの維持を支えることが、支援の質の向上に直結するといわれているのではないだろうか。バーンアウト予防として「働き続けることが喜びとなる環境づくり」のヒントに役立ててほしい。(本文より)
〈著者プロフィール〉
安發明子(安發明子公式サイト)
1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、首都圏で生活保護ワーカーとして働いた後2011年渡仏。2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。
フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。全ての子どもたちが幸せな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会を目指して活動中。
地域保健WEB連載 なな先生のことばの発達教室(奇数月の15日更新)
ことばの発達について悩む保護者の方へ、「読み聞かせ」や「ことば掛け」といったアドバイスはよく耳にするかもしれません。しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか? この回では、絵本の「読み聞かせ」や「ことば掛け」にこだわりすぎることなく、子どもの特性や発達段階に合わせた関わりの大切さについて、言語聴覚士としての経験を交えながら考えていきます。(本文より)
〈著者プロフィール〉
寺田 奈々(ことばの相談室ことり 言語聴覚士)
慶應義塾大学文学部卒。養成課程で言語聴覚士免許を取得。総合病院、プライベートのクリニック、専門学校、区立障害者福祉センターなどに勤務。年間100 症例以上のことばの相談・支援に携わる。専門は、ことばの発達全般・吃音・発音指導・学習面のサポート・失語症・大人の発音矯正。著書に『子どもとのコミュニケーションがどんどん増える! 0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)、『発達障害&グレーゾーン幼児のことばを引き出す遊び53』(誠文堂新光社)。
地域保健WEB連載 帰ってきた「閑話ケア」……ときどき「講演旅行記」(気が向いたら更新)
愛知県額田郡幸田町(ぬかたぐんこうたちょう)。皆さんも読めるようになったかな。3年連続4回目の訪問であり、旅行記としては去年の10月訪問を書いた今年の1月以来である。
高校生向け、市民向け、勤労者向けとやったから、そろそろネタが無くなりそうなものだが、今度は支援者向けに精神の話を―という依頼。同一市町村で地元を除く最多は、岩手県岩泉町の5回があるが、それに次ぐ4回目である。
支援者って、だったら、精神とかも学んでいるんじゃないかと思ったが、例えば……(本文より)
<著者プロフィール>
藤本裕明(あさか台相談室)
分類学上は霊長目ヒト科の♂。立場上は一応、心理カウンセラーに属する。自分の所の他、埼玉県川越市の岸病院・さいたま市の小原クリニックなどで40年以上の臨床経験があるが、年数だけで蓄積はおそらく無い。むしろ、蓄積より忘却が確実に増している。
それにしても、今夏も暑かった。まだ終わってないけど。9月いっぱいくらいまだまだ猛暑日が出てくるかもしれない。今のところ米は順調みたいだけど、他の作物への影響も確実にあるだろうな。
困った時代になってしまった。やっぱり江戸時代の方が住みやすそう。(著者より)
【情報BOX】出生前検査に関するアンケート調査のご紹介

「出生前検査の情報格差・医療格差を是正し、誰もが納得のいく決断を実現」をミッションに掲げるPDnavi様からアンケート調査について情報提供をいただきました。
この度、PDnaviでは「安心して出産を迎えられる社会の実現」に向けて、出生前検査に関するアンケート調査を実施しています。
12歳以下のお子さんがいらっしゃる皆様のお声をお聞かせいただくことで、未来の妊婦さんやそのご家族が、より安心して出生前検査や出産に向き合えるためのサポート体制を構築したいと考えております。ご多忙のところ恐縮ですが、未来の妊婦さんやご家族のためにも、ぜひ皆さまのお力をお貸しいただきたく、ぜひご協力をお願いいたします。
【アンケート概要】
-
アンケートの目的:未来の妊婦さんやそのご家族が、安心して出産を迎えられるためのサポート体制づくり
-
対象:12歳以下のお子さんがいる方(性別は問いません)
-
所要時間:約10分
【アンケートご回答フォーム】
https://forms.gle/msLWRFjH3RSYxDik7
【問い合わせ先】
株式会社PDnavi
公式サイト:https://pd-navi.co.jp/
情報BOX【映画】アハーン

『アハーン』公式サイト
https://ahaan.jp/
★2025年9月5日(金)より
新宿シネマカリテほか全国順次公開
タッパーに入れられたビリヤニが 二人の男を世界に連れ出した
〈ストーリー〉
ダウン症のある青年アハーンは、愛情深い両親と共にインドの大都市ムンバイに暮らしている。何不自由のない日々を過ごすアハーンであったが、周囲の目を気にする両親の「配慮」によって家に縛り付けられた彼は「自立したい」「仕事を見つけたい」「素敵な女性と結婚したい」という切実な思いを募らせていた。一方、気むずかし屋の中年オジーは、マイルールの押しつけと潔癖な性格が過ぎて妻のアヌに見限られ、一人家に取り残されていた。そんな折、アヌと親交があるアハーンはオジーの家を訪れる。オジーは妻の手料理にありつくためにアハーンを利用することを思いつき、自由な外出を願うアハーンとの間の奇妙な協力関係が始まることとなるのだが……。
〈作品情報〉
監督:ニキル・ペールワーニー(Nikhil Pherwani)
出演:アブリ・ママジ(Abuli Mamaji)、アリフ・ザカーリア(Arif Zakaria)、ニハリカ・シン(Niharika Singh)、プラビータ・ボルタックール(Plabita Borthakur)ほか
2019/インド/ヒンディー語、英語/シネマスコープ/1時間21分/原題:Ahaan
配給:生活の医療社
配給協力:ラビットハウス
後援:公益財団法人日本ダウン症協会
©Will Finds Way Films
情報BOX【本】

著者:おおのまきこ/サイズ B5変判/ 36頁/1,540円(税込)/ミズノ兎ブックス
ことばのはったつサポートえほんシリーズ 刊行開始!!
日常で使う話しことばを、絵と文字であらわした「目で見てわかる」ことばの絵本です。
第1弾は、「どっち? こっち」
「どっち?」「こっち」のやりとりが「目で見てわかる」(視覚的に理解できる)ようになっています。
文字や数以前に必要なことばの要素を楽しみながら学ぶことができます。
ことばを学ぶときには、ことばだけより絵があると、ことばの意味が理解しやすくなります。
とくに、日常のやりとりや話しことばから、ことばを学びにくい子は、ことばの発達がゆっくりなことも多く、「目で見てわかる」ことでグンと学びやすくなります。
・ことばが遅くてすこし心配
・話しことばより絵の方が伝わりやすい
・子どもに合った方法でことばを育てたい
そんなときのサポートになる本です。
子育て中の方、保育士さんや幼稚園の先生、言語聴覚士や絵本専門士など、子どもに関わる方にぜひ読んでほしい絵本です。表紙カバーに、切り取って遊べる絵カード付。
2025年7月7日発行