2019年9月号

2004(平成16)年に成立した犯罪被害者等基本法により、これまで官民挙げての被害者支援の取り組みが推進され、現在は第3次犯罪被害者等基本計画も始まっている。近年では、市区町村に犯罪被害者支援の対応窓口が設置され、設置率は99.7%と高い。しかし、具体的に関係機関とどのような被害者支援や連携を行っているかについては、まだ把握されていない部分も多いという。
9月号の特集では、犯罪被害者支援の中でも、トラウマケア、感染症や妊娠・出産、児童虐待、DVなど、保健師が深く関わる問題が重なることが多く、これまであまり深く語られることがなかった性暴力を取り上げる。

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20199月号

定価:本体 1370円+税
第50巻5号
発行日:2019年9月1日
B5版 96ページ

特集性暴力被害者支援 現状と課題

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◎暴力と健康、犯罪被害問題を看護の知につなぐ ─SANE養成の取り組み
加納尚美(茨城県立医療大学・日本フォレンジック看護学会)

◎地方公共団体における犯罪被害者支援総合対応窓口調査報告
大岡由佳(武庫川女子大学)

◎母子保健・乳幼児健診の現場から見えること
山田典子(日本赤十字秋田看護大学)

◎サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置)を保健師活動に
大澤智子(兵庫県こころのケアセンター)

◎知的障がい者の性的トラブルに向き合う
舩山健二(新潟県立看護大学)

◎社会調査が示すLGBTsにおけるDVと性暴力被害の現状
日高庸晴(宝塚大学)

◎性犯罪の加害者とは?
斉藤章佳(大森榎本クリニック)

◎【事例】ワンストップ支援センター「なごみ」の取り組みから
長江美代子(日本福祉大学)

◎【事例】犯罪被害者支援の窓口から
稲吉久乃(中野区)

◎【事例】性暴力の被害者・加害者を生まないための予防活動
小葉松洋子(湯の川女性クリニック)

◎【資料】性暴力被害者支援に役立つ資料集

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

笹 恵未さん(長井市役所 健康課 健康推進係)
齋藤 南さん(同上)
槻木由果さん(同上)

ピープル

橘ジュンさん(特定非営利活動法人BONDプロジェクト 代表)

レポート

健やか親子 21(第2次)の進捗状況

ニュース

地域共生社会推進検討会が中間取りまとめ
厚生労働省、「地域・職域連携推進ガイドライン」改訂案を提示

予告

高知公衆衛生学会と『孤島の太陽』上映会

連載

いのちに向き合う

第3回 「フランドン農学校の豚」と死の自己決定
浜垣誠司

生活習慣を変えるコミュニケーション技術

第3回 隠れた動機を引き出す
磯村 毅

罪を犯した人の生活と健康支援

第3回 薬物依存症者の回復を願い・支える
舩山健二

虐待予防は母子保健から

第3回 虐待を予防する援助関係と保健師の訪問
鷲山拓男

ESSAY国際保健

第33回 生き物との遭遇
松田正己

保健師のための閑話ケア

第84回 あらためて「うつ病」の話
藤本裕明

中臣さんの環境衛生ウオッチング

第69回 災害時のペット同行避難
中臣昌広

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