2014年2月号

先進7カ国の中で若者の自殺が上位にあるのは日本だけ。10代の自殺予防対策に焦点を当て、現状の報告と解決策を探る。

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20142月号

定価:本体 942円(税込)
第45巻2号
発行日:2014年2月1日
A5版 112ページ

特集子どもの自殺をどう防ぐか

2006(平成14)年に自殺対策基本法が施行、そして自殺対策大綱が策定されてから、各地でのさまざまな取り組みが功を奏し、一昨年から自殺者数は3万人をきり、減少に転じた。ここで注意しなければならないのは、未成年者の自殺である。「平成24年版自殺対策白書」によると、若い世代の死因のトップは自殺。先進7カ国の中では、若い人の自殺が上位なのは日本だけである、これを重くみた政府は、一昨年見直しが行われた自殺総合対策大綱でも児童生徒における記述を詳細にするとともに、若年層の対策に重点を置くと提言している。今月は、若い世代の中でも、特に原因が把握しづらいと言われる10代にスポットを当て、現在行われている子どもの自殺予防対策についての鼎談、医師の立場からみた自殺予防対策の重要点、そして現代の生きづらさを抱えた子どもたちの実態について紹介する。

  • 《鼎談》子どもの自殺予防対策を考える
    【出席者】
    影山隆之さん(大分県立看護科学大学)=司会
    今川洋子さん(北海道 保健福祉部 福祉局)
    中村加奈重さん(足立区 こころとからだの健康づくり課
  • 子どもの命を救うために~大人が、社会がするべきこと~
    松本俊彦さん
    (国立精神・神経研究センター精神保健研究所 自殺予防総合センター
    副センター長 薬物依存研究部 診断治療開発研究室長)
  • 私が出会った「生きづらさを抱えた若者たち」~日常の中で聞こえてくる言葉~
    渋井哲也(ジャーナリスト)

フロントランナー

菊池伊津子さん(多久市 健康増進課 健康増進係 係長)
文:高田英弦 写真:カミヤス セイ

特別寄稿

保健所モデルから医師会主導へバトンタッチ
尾形由起子(福岡県立大学看護学部)ほか

ニュース

糖尿病有病者、予備軍は約2050万人 平成9年以降初の減少

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

山元由佳里さん(所沢市保健センター)
文:白井美樹 写真:C.Kent

ピープル

藤原 茂さん(NPO法人夢のみずうみ村 理事長)
被災地に子どもたちが集う“たまり場”を
「子ども夢ハウスおおつち」から始める復興支援
文:白井美樹 写真:カミヤス セイ

情報BOX

BOOK、
月間レーダー
ちょっと知っトク・間違い探し
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月間レーダーspecial edition?

連載

保健師のための閑話ケア

第38回 リラックス
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

第23回 加湿器の話
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第197回 安心子育てを手伝うために(5)
育児雑誌に親しむ
中川信子

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