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2013年8月号
特集1:アルコール対策は「減酒」が主流になってきた。AUDIT(アルコール使用障害同定テスト)など、具体的な減酒支援の方法や活用事例を紹介。
特集2:脱法ハーブなど、さまざまな呼称のある違法ドラッグ。中には麻薬や覚せい剤よりも毒性の強いものも。本当の怖さに迫るとともに、東京都における対策を紹介。
特集1減酒支援 AUDITとブリーフインターベンション
先進諸国においては飲酒量の増える各段階で介入し、減酒へと導くアルコール対策が主流となっている。わが国においても、特定健診・特定保健指導の「標準的な健診・保健指導プログラム改訂版」でアルコールのリスクに着目した保健指導の強化が盛り込まれ、AUDIT(Alcohol Use Disorders Identification Test、オーディット)などの減酒支援ツールの活用が推奨されている。今月の特集1では、具体的な減酒支援の方法や活用事例について紹介する。
- AUDITとブリーフインターベンションの基礎知識
伊藤満、樋口進(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター) - 東大阪版AUDIT 質問表とフィードバックカード
指導要否の判定と減酒支援に有用
取材:髙田英弦 - 四日市アルコールと健康を考えるネットワーク
地域が一丸となって患者支援・啓発推進
取材:髙田英弦
特集2違法ドラッグの危険性を知る
違法ドラッグ乱用による健康被害が社会問題となっている。違法ドラッグは、脱法ハーブ、脱法ドラッグ、合成ハーブなどとさまざまな呼び名で報道されており、統一されてない。実はこれらはすべて同じものであり、すべて乱用目的で製造された「合成薬物を混ぜ込んだ製品」であり、「規制を逃れた薬物」である。国では違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)」、東京都では「違法(脱法)ドラッグ」が公式の名称となっている。違法ドラッグの中には麻薬や覚せい剤よりも強力な毒性をもつものもあり、急性中毒により命を落とす危険性もある。
- 規制と啓発の強化で違法ドラッグ撲滅へ
渕岡 学(厚生労働省 医薬食品局) - 脱法ハーブの健康被害 ─ 主に合成カンナビノイドについて
舩田正彦(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所) - 東京都の違法ドラッグ対策
大貫奈穂美(東京都福祉保健局)
フロントランナー
伊藤昌子さん(豊川市健康福祉部 保健センター課長補佐)
文:太田美由紀 写真:カミヤス セイ
TOPICS
公衆衛生看護の本質を伝える 保健婦資料館
取材:編集部
REPORT
難病対策と保健師役割でシンポジウム
取材:編集部
ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!
金丸智美さん(久留米市保健所地域保健課 南部保健センター)
文:太田美由紀(ライター) 写真:C.Kent
ピープル
竹中ナミさん(社会福祉法人プロップ・ステーション理事長)
傷害の有無を問わず、社会を支える人を増やしたい
多用な働き手・働き方を生かす法則の整備を待望
取材:髙田英弦
ニュース
- 子宮頸がん予防ワクチンの定期摂取の積極的な勧奨差し控えを勧告、Q&Aを作成
- 「産業保健を支援する事業のあり方に関する検討会」が報告書
- 各地の取り組みに学ぶ在宅人工呼吸器使用難病療養者の災害対策
- 日本学術会議社会学委員会が原発災害の復興と再建に関して提言
情報BOX
BOOK
月間レーダー
ちょっと知っトク・間違い探し
infomation
月間レーダー special edition?!
連載
保健師のための閑話ケア
第32回 講演旅行記⑤
藤本裕明
中臣さんの 環境衛生ウオッチング
第17回 その後の身の周りの放射能
中臣昌広
いまどき子育てアドバイス
第191回 「連携」をめざして
聞き方・話し方
中川信子