2012年8月号

思春期の朝食の欠食、肥満、やせ、孤食が増えている。創意工夫に満ちた食育をジャーナリストと地域の食育推進事業担当者が紹介。

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20128月号

定価:本体 942円(税込)
第43巻8号
発行日:2012年8月1日
A5版 112ページ

特集思春期からの食育

成長期の子どもの食事は、健やかな心と体をつくるためにも大切なもの。しかし社会環境や意識の変化により子どもの食生活は乱れ、とりわけ思春期の朝食の欠食、肥満、やせ、孤食が増加は深刻な問題です。こうした状況を受け、国はさらなる食育活動を推し進め、昨年策定された第二次食育推進基本計画の重点課題では「家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進」が掲げられています。また来年度からスタートする健康日本21(第2次計画)では、母子保健法の中で「朝・昼・夜の三食をきちんととる」など、健康な生活習慣(食生活など)を推進する基本方針案が示されています。

今回の特集では、「食の大切さ」を砂田登志子さんから。そして、楽しいネーミングで発想も豊かな、思春期の子どもたちを対象とした地域の食育推進事業をご紹介します。

  • おいしく楽しい食育活動
    ─食卓は“いのち”を運び、文化と伝統を受け継ぐ
    砂田登志子(食育ジャーナリスト)
  • 「早寝早起きおいしい朝ごはん」で日本一の子どもをはぐくむ
    山岸圭子(糸魚川市教育委員会こども課)
  • コンビニで昼ごはん─思春期自立教室
    桂川のぞみ(東白川村国保診療所保健福祉部門)
  • 「うちのお店も健康づくり応援団の店」を活用した大阪の食育推進
    西本香代子(大阪府健康医療部保健医療室健康づくり課)
    中村清美(大阪府茨木保健所企画調整課)
  • 地産地消の学校給食から、子どもたちが学んだもの
    河野睦実(島根県吉賀町役場地域振興室)

特別インタビュー

南相馬市の視察を終えたコンケン大学(タイ王国)看護学部長
カニタ・ヌンタボット氏に聞く
聞き手:編集部

フロントランナー

北浜陽子さん(輪島市福祉環境部健康推進課長)
文:編集部 写真:カミヤス セイ

ひよこ保健師 season6

高原麻衣さん(高根沢町住民生活部健康推進課)
文・写真:西内義雄

ピープル

佐藤伸彦さん(医療法人社団ナラティブホーム理事長、ものがたり診療所長)
「看取りの医療」とは、その人の”人生の物語”に目を向けることです。
聞き手:編集部 写真:カミヤス セイ

REPORT1

「健康あだち21 合同評価作業部会」から
取材:編集部

REPORT2

「生活習慣病対策健診・保健指導に関する企画・運営・技術研修」(国立保健医療科学院)から
取材:編集部

行政のうごき

「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」のとりまとめを公表

情報BOX

BOOK
月間レーダー
ナンバーわんちゃんの数字クイズ
infomation
月間レーダー special edition?!
9月の行事、9月に開催される学会、大会

連載

保健師のための閑話ケア

「精神科医」ってどんなところ?②
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

節電の夏を涼しく過ごす
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第179回 子どもの健やかな育ちのために(1)
中川信子

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