2008年10月号

脳卒中の1次予防(初発予防)と2次予防(再発予防)のポイントおよび早期リハビリテーション、患者会の活動などについて掲載。

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200810月号

定価:本体 838円(税込)
第39巻10号
発行日:2008年10月15日
A5版 116ページ

特集脳卒中の予防戦略

~特定保健指導の先にある脳血管イベントの防止にどう取り組むか~
脳出血が減少する半面、アテローム血栓性梗塞や心原性脳塞栓などの脳梗塞が増加しており、予防では高血圧対策に加えて高血糖・高脂血対策も重視されるようになった。脳梗塞患者の5人に1人は自己判断で通院を中止しているという憂慮すべきデータもある。保健師のかかわりが期待される脳卒中の1次予防(初発予防)と2次予防(再発予防)のポイントをまとめた。

第1部 脳卒中予防のトピックス

  • 最近の脳卒中の動向
    中山博文(中山クリニック)
    山口武典(国立循環器病センター)
  • 脳梗塞の再発のリスクを知る
    高木 誠(東京都済生会中央病院)
  • 脳卒中とメタボリックシンドローム
    横田千晶(国立循環器病センター 内科脳血管部門)
  • 一過性脳虚血発作とは
    岡田 靖(国立病院機構九州医療センター脳血管内科)
  • 脳卒中後の早期リハビリテーション
    牧野健一郎(産業医科大学リハビリテーション医学講座)、蜂須賀研二(同)

第2部 各疾患の解説

  • 脳梗塞① ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞
    平野照之(熊本大学大学院医学薬学研究部神経内科学分野)
  • 脳梗塞② 心原性脳塞栓症
    西崎隆文(宇部興産中央病院脳神経外科)
  • 脳出血
    中川原譲二(中村記念病院脳神経外科)
  • クモ膜下出血
    高橋 淳(国立循環器病センター脳血管外科)

第3部 地域の取り組みなど

  • 脳の健康づくりモデル事業 ~京都府乙訓保健所の取り組み~
    取材:西内義雄
  • 失語症者維持期のためのデイサービス ~すももクラブの取り組み~
    杉本啓子(特定非営利活動法人 コミュニケーション・アシスト・ネットワーク)
  • 脳卒中の体験から患者会を設立
    柏木知臣(社団法人日本脳卒中協会、全国脳卒中者友の会連合会、奈良県脳卒中者友の会「桜の会」)

FACE 2008

佐々木明子さん(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科地域保健看護学教授)
文:編集部 写真:カミヤス セイ

FOCUS

SAD(社交不安障害)の正しい理解
~保健関係者が知っておきたい疾病像とSSRIのこと~
田島 治先生(杏林大学保健学部精神保健学教授)に聞く
取材:編集部

提言

第6回 保健医療福祉の一体的活動をめざして⑥
~これからの課題と継続調査に向けて~
生田惠子(松本短期大学)ほか

ひよこ保健師 season2

千葉未佳さん(青森県むつ市介護福祉課介護福祉係)
文・写真:西内義雄

行政のうごき

「第3回 受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会」開催

情報BOX

本のレストラン
月間レーダー
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連載

いまどき子育てアドバイス

第133回 曲がり角の向こうに
中川信子

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