保健師のビタミン

発達サポート読本

第7話児童精神科医師、吉田友子さんの書いた本

本書は、アスペルガー症候群はじめ自閉症の仲間にあたる障害を持つ人たちが、自分の生きづらさを少しでも解消できるようにと願って書かれました。著者は臨床経験の豊富な児童精神科医です。

いま私は「障害」と書きましたが、この本のいい点は、アスペルガー症候群や自閉症をひとつの「脳のタイプ」と呼び、「障害」としてあつかっていないところです。

したがって、その人たちの「症状」を「苦手」とみる視点や、それと同時に「長所」にも目を向ける配慮が強調されています。そのようにとらえると、障害の「症状」は個人の「特徴」になりますから、これは「治す」のではなく「生かす」、できないことは「補う」のが、正しいアプローチといえます。

そのためにはどうすればいいのか?具体的なアドバイスがたくさん書かれてあります。アスペルガー症候群の当事者ばかりでなく、親や教師、医師など、かれらの「サポーター」となる人たちにも、役に立つこと請け合いです。

著者
山登 敬之
医療法人社団八月会東京えびすさまクリニック院長
1957年東京生まれ。精神科医、医学博士、日本児童青年精神医学会所属

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