保健師のビタミン

ヘルスプロモーション的ほめ言葉

第6話気持ちや感情を伝えてほめる

○○さんと一緒にデイケアの仕事ができて、うれしい!
うれしいといわれて、嬉しくならない人はいませんよね。嬉しいとは、幸せな気分、楽しく、喜ばしい気持ちですし、また、ありがたく思う気持ちの表れでもあります。つまり、一緒がうれしいとは、あなたはウェルカムですよというメッセージなのですね。

価値のない人と一緒にいては、嬉しいわけがありません。そう、この言葉は相手の価値を認めましたよというほめ言葉なのです。

□□さんのそんな気持ちが(心配りが、思いやりが)うれしい!
相手の具体的なところをほめるのも効果的ですが、むしろ自分の感情やうれしい気持ちをすなおに伝えてみればどうでしょう?そのほうが、クライアントが受け止めやすくなることもあります。これなら、良いところを見つけるのが苦手なあなたも、「ほめビタ」をふりまくことができますよ。

すてき!
という言葉もいい言葉ですね。女性にはぴったりです。

お母さんの笑顔がステキ!
△△ちゃん、かわいい!
このお子さん、とってもお利口ね!
あまり、根拠がなくても、感じたら、どんどん「ほめビタ」を乱発しちゃいましょう。

きれいな心に感動しました!
美しさは、外見だけでなく、内面的な心の美しさや、また社会的な関係の上での「美しさ」もあります。そんな美しさに胸が打たれた時には、すなおに表現し、心からほめてみましょう。あなたの美しさも磨かれていきます。

著者
佐甲 隆
三重県立看護大学教授(公衆衛生・地域保健学)
小児科臨床医だったが米国留学の後、公衆衛生に転身。ヘルスプロモーション、保健活動マネジメント、保健師コンピテンシーに関心を持ちつつ、明るく楽しいナラティブな対話型公衆衛生を目指す。

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