保健師のビタミン

ヘルスプロモーション的ほめ言葉

第1話活用していますか? ほめ言葉力

みなさん、こんにちは。

「金曜日のビタミン」を読んでくれてありがとう!
今日も前向き!  いい感じ!

さて、皆さん、ほめてますか?
 そう、目の前の人、そして自分自身をほめていますか?「よっぽどのことがないとほめないよ」という方も多いのでは…?

なぜでしょう?
「ほめてしまうと、そこで安心しちゃって、指導効果が上がらないのでは?」とか「少しのことでほめたら、わざとらしい」と考えているのでしょうか。もしかしたら、自分自身がいっぱい、いっぱいで、とても目の前の人をほめる余裕がなかったり、上手なほめ方を知らずにいるのかも知れません。

保健師さんたちは、健診データを前にすると「改善すべきところ」をつい指摘がちです。それは、もちろん目の前の方を思いやってのことでしょう。でも、人間は「悪いところを指摘されれば、すぐに行動が変わる」ほど、単純ではありません。そんなときは、まずほめることです。

え、ほめるのが苦手?
大丈夫です! できますっ!
このサイトを読んでいるあなたには、可能性という美点がありますからっ!

「ほめ言葉」の力を、お仕事でどんどん活用していきましょう!ヘルスプロモーション実践の基本ツールは、コミュニケーションですが、その最大最強のコツのひとつは、「ほめる」こと。「ほめる」ことは、相手を認めることであり、そのモチベーションを高めることです。ですから行動変容を考える時にも、欠かせない大切な心の交流です。

このシリーズでは保健活動の上で、クライアントの気持ちや状況に合わせて、やる気やエンパワメントの高まる、ヘルスプロモーション的”ほめビタミン”を一緒に楽しく”摂取・活用・供給”していきましょう。

ここまでじっと読んでくれたあなた、その集中力がすばらしい!

著者
佐甲 隆
三重県立看護大学教授(公衆衛生・地域保健学)
小児科臨床医だったが米国留学の後、公衆衛生に転身。ヘルスプロモーション、保健活動マネジメント、保健師コンピテンシーに関心を持ちつつ、明るく楽しいナラティブな対話型公衆衛生を目指す。

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