保健師のビタミン

こんにちは、開業保健師です!

第1話開業保健師って?

読者の皆様へ
今回から、水曜を担当させていただきます、保健師の齋藤明子と申します。

開業(フリー?)保健師ということで編集部からお声がかかったようですが、今の働き方を果たして開業といえるのか。。。
でも、つたない私の活動を通して、皆様に何か感じていただければとお受けいたしました。

いままでさまざまな現場(病院・地域・企業等)で、私が経験し、独立し、働いてきたなかで感じ、考えてきたことについて随想的に書かせていただければと思います。

保健師の大半は地域に属し、公衆衛生活動の第一線で働くというのが一般的ですが、昨今、社会環境や法律の改正等で保健師の働く場も、働き方も大きく変わってきていると実感しています。

医療・看護の領域では、医師・歯科医師・助産師・看護師(訪問看護ステーション等)などの職種は、すでに開業の歴史も長く社会的にもその存在を認知されています。

保健師の場合、まだまだ数も少ない(正確に把握できていない)ように思いますが、独自の活動を展開している先輩もいらっしゃいます。最近は若い方の開業が増えてきているのかなと感じています。

今回の「高齢者医療の確保に関する法律」における特定保健指導の担い手(アウトソーシング先)として、医師・管理栄養士とともに保健師も施設管理責任者となれるため、開業をし、保健指導事業を受託する保健師が増えてくるかもしれません。

しかし、現実はかなり厳しいのも事実です。

現在の私の仕事の中心は、中小事業場の健康管理体制づくり支援と健康相談です。

対人支援サービスという点では、保健師も様々な働き方があってもよいのかなと考えていますが、できればパートや派遣ではない形で就業したいと思い、開業保健師という今のワークスタイルをとりました。

この働き方になって現在10年目を迎え、お仕事をさせていただけることに感謝をしております。

私がなぜこのような働き方に至ったのか、今の働き方を選んでよかったと感じる点、大変だと感じている点などについて少しお伝えできればと思っています。

著者
齋藤明子
看護師として臨床およびグループ企業の診療・健康管理を経験。29歳で保健師学校に進学。卒業後地域保健に3年ほど従事。先輩保健師の誘いで企業に就職。安全衛生健康管理活動および健康増進活動を行う。その後外資との合弁企業に非常勤雇用される。
平成10年ヘルス&ライフサポートTAK設立。個人事業主として活動を開始現在に至る。保健師・産業カウンセラー・労働衛生コンサルタントとして、中小事業場の健康管理体制構築支援、相談活動、介護認定審査会委員、NPO活動等を行っている。

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