保健師のビタミン

キーワードに学ぶヘルスプロモーション

第8焼鳥屋からヘルスプロモーション

自分が、住んでいる地域で何ができているのか?地域の飲み屋の常連にはなっても、地域の健康づくりには貢献していない。選挙には行っても、地域づくりに取り組んでいる市会議員も知らない。岩室紳也は偉そうにヘルスプロモーションを語る資格があるのか、という声が聞こえてきそう。

でも、反省して地域に目を向けると駅前には熱心に街頭演説をしている若い市会議員が。話を聞いてみると結構いいことを言っている。それなら応援しよう、と寄付をして、偉そうに時々注文をするようになった。

そんな地域への思いを感じてくれたのか、「岩室さん、今度ロータリーでしゃべってくれない」 行きつけの焼鳥屋の店長の一言。

そこで思春期の危機的状況について思いを語ってみると、焼鳥屋つながりで地域の名士から「焼鳥屋で思春期問題を語りませんか」とお誘いのメールが来た。新たな展開の兆しか・・・。

コミュニティの能力を高め、個人の力をつけるきっかけは、自分自身の日頃のネットワークづくりからと気づかされた。

今週のキーワード:日頃のネットワークづくりから

著者
岩室紳也
ヘルスプロモーション研究センター主催
民間公衆衛生医、小児泌尿器科医として活躍中、様々なアイディアでヘルスプロモーションに尽力している。

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