保健師のビタミン

キーワードに学ぶヘルスプロモーション

第7みんなでヘルスプロモーション

児童虐待の分野では誰もが知っているCAP(Child Assault Prevention=子どもへの暴力防止プログラム)。
彼らの活動に何を学べばいいのか。

名前は聞いたことがあっても、実際にその人たちとのつながりがないと思っていた浅はかさに気付かされたのは講演会に呼ばれてのこと。
「性的虐待を含めて、もっと性について学びたい」というのでお邪魔したところ、岩室紳也のほうが多くの学びをいただく結果に。

ボランティアの育て方、教育現場との連携の丁寧さと深さ。健康のための地域活動の強化と言わなくてもすでに多くの市民運動が広がっている。ただ、そのことを私も、みんなも知らないだけ。地域活動を強化する前に、地域活動を見る力が必要かも。

さらに、健康だけに取り組んでも、健康に興味がない人は振り向いてくれない。でも、地域活動に上手につなげれば、健康づくり運動はさらに広がること間違いなし。

つなぐために何が必要? 「健康になろう」とスローガンを言うのは得意だけど、人とつながるのが苦手な人がいっぱいいそう。

今週のキーワード:健康だけに取り組んでも、健康に興味がない人は振り向いてくれない。

著者
岩室紳也
ヘルスプロモーション研究センター主催
民間公衆衛生医、小児泌尿器科医として活躍中、様々なアイディアでヘルスプロモーションに尽力している。

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