【WEB連載】フランスの親子まるごと支援 第4回を公開しました
【WEB連載】
フランスの子ども家庭福祉研究者として幅広く活動している安發明子さんのWEB連載を奇数月の30日に更新しています。本連載では、日本とフランスの子育て支援の違いを知り、日本での課題を共有し読者と一緒に考えるような取り組みにしたいと安發さん。安發さんには連載ご執筆のほか、フランスの専門職の方とのオンライン勉強会などにもご協力いただいています。
主に以下が妊娠4か月から2歳までの「最初の1000日」に関する考え方のポイントである。フランスではもともと妊娠中から積極的なケアがあったため、「最初の1000日」により支援が一層強化される形になった。
- 妊婦健診や出産は無料。匿名でも利用でき、全ての人が平等に利用できる公的健康(パブリックヘルス)として位置づけ。保険証がないときは産科のソーシャルワーカーなどが保険証をつくる手続きをする。
- 妊娠届は最初に診察した医療機関からオンラインで保健センターや健康保険に共有される。保健センターは全ての内容をチェックし、ニーズがありそうな妊婦に連絡しサポートを開始する。妊娠中でも心配があれば児童保護分野の対象となる。
<著者プロフィール>
安發明子(あわ・あきこ)
フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、 首都圏で生活保護ワーカーとして働いた後2011年渡仏。2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。全ての子どもたちが幸せな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会を目指して活動中。
●安發明子さん公式サイト
https://akikoawa.com/
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