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高齢者にも対応した新たな食事摂取基準づくりがスタート ~第1回「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会~

4月20日、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会」の初会合が開かれ、新たな基準の策定に向けた議論が始まった。

「日本人の食事摂取基準」は、健康増進法に基づき国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防を目的に、エネルギー・各栄養素の摂取量の基準を定めたもの。現行の基準(2015年版)の使用期限は2019年度までであるため、2020年度以降の新たな基準を策定する必要がある。新しい基準は、高齢化の進展などを踏まえ、高齢者の低栄養予防やフレイル予防にも活用できるものをめざす。

年度内に数回の検討会を開き、①「日本人の食事摂取基準」の策定方針②科学的根拠に基づいた策定を行うためのレビュー方法③「日本人の食事摂取基準」の数値の策定と科学的根拠の整理――などを議論する。並行してワーキンググループで各栄養素などについて検討し、年度末までに報告書をとりまとめる予定。

この日の会合で、座長には伊藤貞嘉氏(東北大学大学院医学系研究科教授)が選ばれた。事務局からは新たな基準策定の方向性として、▶高齢者の低栄養予防・フレイル予防のための目標量を設定▶高齢者の個人差に対応できるよう年齢だけでなく体重当たりの摂取基準など新たな指標を設定▶高齢者のより細かな年齢区分による摂取基準を設定▶各栄養素の記載内容について高齢者に係る事項を特掲▶若年層、特に小児について一部未設定となっている摂取基準を設定――などが示された。そのほか、EBPMの推進や栄養サミットなど、国際的な取り組みへの対応も視野に入れ、策定を進めるとしている。

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