ニュース

厚生労働省が「保健師に係る研修のあり方等に関する検討会」の最終とりまとめを公表

厚生労働省は3月31日、「保健師に係る研修のあり方等に関する検討会」の最終とりまとめを公表、自治体保健師の標準的なキャリアラダーを示した。

「保健師に係る研修のあり方等に関する検討会」は2014(平成26)年5月から、8回にわたり検討を重ねてきた。最終とりまとめでは自治体保健師の標準的なキャリアラダーを示した。保健師の活動領域ごとに類型化し、各領域において求められる能力をレベル別に整理したもので、保健師の専門的能力を5段階に分けた「専門的能力に係るキャリアラダー」を作成。従来の自治体保健師の人材育成においては経験年数に応じて「新任期」「中堅期」「管理期」に区分することが多かったが、能力の成長過程を段階的に区分している。

近年、課長や部長など管理職に就く保健師が増加傾向にあることから、管理職の保健師に求められる能力を明確にするため、「管理職保健師に向けた能力に係るキャリアラダー」を別途示した。管理職一般に求められる能力はキャリアラダーに含んでいない。

厚生労働省では、各自治体が保健師の人材育成でキャリアラダーを活用するに当たっては、自組織の保健師の年齢構成や職務範囲等を踏まえ、キャリアラダーに示された保健師に求める能力を実際の保健師業務に対応させるなどにより、具体的に検討した上で、自治体独自の保健師のキャリアラダーを作成することが必要であるとしている。

リンク

ニュース

ページトップへ