第12回 新潟県中越大震災シンポジウム(2026/3/28)
今回の開催にあたり注目すべきは本年度中に防災庁が発足することです。昨年1月に内閣府防災庁設置準備アドバイザー会議が招集されて8回開催され、私もその一員として参加しました。この会議では防災庁のあり方および方針が熱く議論され、その内容は内閣府防災庁設置準備アドバイザー会議報告書として閣議で承認されました。報告書は内閣府のホームページに公開されています。
皆様方には是非この報告書の内容を知っていただき、実際に発足した後の防災庁を見守っていただきたいと思うのです。そこで本シンポジウムではこの報告書を取り上げて、防災庁についてさまざまなセッションで議論したいと思います。
一方、避難所の抜本的改善、イタリア型の支援を日本で実現するためには、まず「備蓄」を単なる災害支援物資の倉庫ではなく、支援物資を必要とされる場所へ運ぶ機能までを含めたシステムにする必要があります。そして南海トラフ津波地震や首都直下地震など国難級の災害に備えるためには国・自治体に任せるのではなく、全ての国民が公共(public)として参加し実現させる必要があると思われます。具体的な提案としては国民一人ひとりが災害時のためのお金を出し合い(税金も含めて)、それで災害支援物資及び運搬のトラックなどを備蓄し、さらに国民がこれらを自らの手で運び使うことです。その際に被災地外の国民が協力して行うことが必要です。いわば国・政府・自治体を含めた国民全てがオールジャパン体制で発災前から準備し、発災後は支援していく体制が必要です。これにはこれまでの自助・共助・公序の概念を超えた「公共(public)」の概念が必要であると思われます。
本シンポジウムではこの「公共(public)」の支援理念と具体的な方法について議論したいと思います。ぜひ皆様方には本シンポジウムに参加していただき国難級災害に対して思考停止せずに立ち向かう参考にしていただければありがたいと思います。なお本シンポジウムの参加費は新潟県中越地震、中越沖地震、能登半島地震の被災地で行なっているエコノミークラス症候群予防検診費用に充てさせていただきますのでよろしくご理解のほどご協力お願いいたします。
榛沢和彦
新潟大学医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座 特任教授
エコノミークラス症候群予防・検診支援会 会長
(公式サイト主催者挨拶より)

■ 開催日時
2026年3月28日(土)8:00~19:00
■ 開催方式
WEB開催(Zoom)
※オンデマンド配信の予定なし
■内容
8:00-8:20
新潟県中越地震、中越沖地震におけるエコノミークラス症候群予防検診結果報告
新潟大学医歯学総合研究科、エコノミークラス症候群予防検診・支援会 榛沢和彦氏
8:30-9:00
米国から学ぶ
「FEMAから考える日本の防災庁の在り方について(仮)」
元FEMA Mr. Leo Bosner
9:10-9:50
防災庁の行方を見守るために
「防災庁設置に係る緊急アンケート調査結果と知っていて欲しい『防災庁設置準備アドバイザー会議報告書』」
国際医療福祉大学災害医療 石井美恵子氏、榛沢和彦氏
9:50-10:30
イタリア型支援を可能にするために
「大規模災害時の避難所システム不全問題~公共財のジレンマから社会的共通資本による解決策(仮)」
株式会社シェルターワン 中林秀仁氏
10:30-11:00
元厚生労働省大臣 武見敬三先生に聞く
「超高齢化社会に於ける『災害医療』」
元厚生労働省大臣 武見敬三氏
11:00-12:30
徹底討論:災害関連死・関連病を防ぐため防災庁はどうあるべきか
座長:石井美恵子氏、榛沢和彦氏
前衆議院議員 鳩山紀一郎氏
元新潟県知事、元衆議院議員 泉田裕彦氏
前衆議院議員 山崎 誠氏
鶴岡市議会議員 草島進一氏
12:30-13:00
避難時の睡眠を考える
「災害後の睡眠改善についての提案」
ネムリノチカラ ヨシダヨウコ氏
13:00-14:00
科学と政策を考える
「行政における専門家の活用と限界について(仮)」
座長:東京大学法学部 金井利之氏
東京大学大学法学部 米村滋人氏
14:10-15:10
繰り返される災害後の風景を考える
「ハンナ・アレントの哲学(仮)」
座長:石井美恵子氏
広島大学名誉教授 牧野雅彦氏
15:10-16:10
徹底討論:災害時の自助・共助・公助を考える
自助・共助・公助を超えた公共(public)としての避難生活支援体制の必要性
座長:東北大学国際災害科學研究所 北川慶子氏
東京大学法学部 金井利之氏
東京大学先端科学技術研究センター 廣井 悠氏
株式会社シェルターワン 中林秀仁氏
避難所・避難生活学会理事長 水谷嘉浩氏
16:10-16:35
シームレスな健康的備蓄食の提案
「災害時の食課題と『最適化栄養食(完全メシ等)』」
前島秀樹氏 日本最適化栄養食協会
16:40-18:20
能登半島地震その後
(16:40-17:05)
「令和7年度能登半島地震DVT検診結果について(仮)」 穴水総合病院 波多野栄重氏
(17:05-17:30)
「能登町における新たなコミュニティー作り支援(仮)」 特定非営利活動法人 日本リザルツ
(17:30-17:55)
「能登半島地震被災地の高校から始まるGIS活用の防災教育」 株式会社form+ 吉富ポール氏
(17:55-18:20)
「災害時のペット避難について(仮)」 チームうーにゃん代表 うさ氏
18:30-19:00
イタリアから学ぶ
「イタリア市民保護庁から考える日本の防災庁のあり方(仮)」
元イタリア市民保護庁 マレリーナ・エポジースト氏
■ 参加費
3,000円
■ 申し込み方法
主催者の公式サイトからお申し込みください。
第12回 新潟県中越大震災シンポジウム
https://disaster-niigata.jp/registration/
■ 問い合わせ先
運営事務局:エコノミークラス症候群予防・検診支援会
新潟大学先進血管病・塞栓症治療・予防講座 榛沢和彦
〒951-8511 新潟市旭町通1番町757
TEL&FAX:025-368-9108
E-mail:vasc-niigata@med.niigata-u.ac.jp
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