2017年1月号 【在庫切れ】

新春座談会は「児童福祉法の改正と今後の保健師活動」。母子保健、予防の専門職としての立ち位置を探る。特集は、「災害関連死を未然に防ぐ」。

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20171月号

定価:本体 1507円(税込)
第48巻1号
発行日:2017年1月1日
B5版 96ページ

座談会児童福祉法の改正と今後の保健師活動 ~予防を担う専門職として~

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児童福祉法等の一部を改正する法律が施行され、母子保健法の中に、児童虐待の予防・早期発見に関する国や自治体の責務が明記された。また、市区町村において、子育て世代包括支援センターや要保護児童等に対する支援拠点の整備も進められようとしている。
保健師はこれまでも母子保健の立場から児童虐待予防に取り組んできた。その中で、ポピュレーションアプローチからハイリスクアプローチまで関わることができる専門職というのが保健師の立ち位置であり、特長でもあった。法改正を受けて今後、それぞれの機関・部署における保健師の役割はどうなっていくのか。
新春座談会では、新たな制度下において、保健師が児童虐待予防にいかに関わるのかを議題としながら、今後の母子保健の在り方や保健師のアイデンティティーなどを描き出す。

【出席者】

  • 吉岡京子さん(東京医科大学医学部看護学科)=司会
  • 吉澤みどりさん(渋谷区保健所幡ヶ谷保健相談所)
  • 山本弘庫さん(横浜市こども青少年局こども家庭課)
  • 永見道枝さん(防府市健康福祉部子育て支援課)

特集災害関連死を未然に防ぐ

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災害関連死は、一般的には、災害の直接的な被害による死ではなく、避難生活の長期化による疲労や、環境の悪化などにより病気にかかったり、持病が悪化するなどして死亡することだと理解されている。
特集では、災害関連死に結び付きやすい事柄について、現在も被災者の支援に当たっている医師、歯科医師に解説していただいた。

  • 災害関連死を防ぐために何が必要か
    小早川義貴(国立病院機構災害医療センター)
  • 避難生活におけるエコノミークラス症候群の脅威
    榛沢和彦(新潟大学)
  • 災害時の歯科保健の重要性
    中久木康一(東京医科歯科大学)

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

松井頌子さん(新潟市江南区役所健康福祉課)

ピープル

細尾ちあきさん(NPO法人ぷるすあるは制作部)

2025年問題に備える~みんなで取り組む「地域づくり」

埼玉県小鹿野町《後編》

REPORT1

平成28年度 地域・職域連携推進会議
地域と職域の「強み」を生かした連携について議論

REPORT2

第2回「全国男性保健師のつどい」
共に学び、熱く語り、交流を深める

REPORT3

ふるさとの会・支援付き住宅推進会議 共催シンポジウム2016
地域に支えられ、地域を支える ~地域包括ケアシステムの社会資源として~

理解して生かす保健師用語

第17回 ニーズ

連載

Integrated Healthのすすめ 海外文献レビューから

第5回 植物療法のエビデンス・課題と今後の健康施策への提案
今 知美

ESSAY国際保健

第17回 「女子力」あれこれ
松田正己

保健師のための閑話ケア

第68回 酉年正月むだ話
藤本裕明

百花繚乱

第2話 福寿草
森岡花華

中臣さんの環境衛生ウオッチング

第53回 熊本地震・仮設住宅と健康教育
中臣昌広

〔隔回連載〕地域保健で求められるソーシャル・キャピタル醸成事業

第3回 つながりを厭わない仲間づくり
佐々木亮平、岩室紳也

言葉と発達 いまどき子育てアドバイス

第227回 支援の入り口としての健診(5)
中川信子

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