2015年12月号

新しい制度下における保健師の難病保健・支援の方法を探る座談会をはじめ、地域包括ケアシステムと難病対策、難病患者の就労支援について掲載。

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201512月号

定価:本体 942円(税込)
第46巻12号
発行日:2015年12月1日
A5版112ページ

特集難病保健を推進するために

難病法が施行され、「難病の患者に対する医療等の総合的な推進を図るための基本的な方針」(基本方針)が公表された。2013(平成25)年1月の「難病対策の改革について」(提言)の取りまとめの後、議論が続いていた新しい難病保健の在り方は、一つの節目を迎えたことになる。

今月号では、今後の難病対策における保健師の役割を考察する。座談会では、保健所、難病相談支援センターなどの立場から、新しい制度下における保健師の難病保健、難病支援の在り方について話し合う。さらに地域包括ケアシステムと難病対策、難病患者の就労支援についても考察を加える。

  • 座談会「難病保健の新展開と保健師の役割」
    【出席者】
    ・小川一枝さん(東京都医学総合研究所)=司会
    ・小倉朗子さん(東京都医学総合研究所)
    ・佐川きよみさん(東京都葛飾区保健予防課、全国保健師長会)
    ・川尻洋美さん(群馬県難病相談支援センター)
    ・今若陽子さん(島根県出雲保健所)
  • 地域包括ケアシステムと難病対策
    宇田英典(鹿児島県伊集院保健所、全国保健所長会)
  • 難病患者の就労支援
    伊藤美千代(東京医療保健大学)

統括に聞く

松野京子さん(藤枝市 健康福祉部 福祉政策課 課長)
文:白井美樹 写真:カミヤス セイ

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

野内菜美子さん(福島県相双保健福祉事務所 健康福祉部 健康増進課)
文:太田美由紀 写真:C.Kent

ピープル

本田 徹さん(医師、(特活)シェア=国際保健協力市民の会(SHARE)代表理事)
全ての人の命が尊重され、健康を享受できる世界を目指して
プライマリ・ヘルスケアの理念を貫く
文:余田雅美 写真:カミヤス セイ

理解して生かす保健師用語

第9回 「コンピテンシー」
岡本玲子、赤峰真由美

情報BOX

BOOK
月間レーダー
information
月間レーダー special edition?!
月刊地域保健・総合目録(2015年)

連載

隔月連載 東日本大震災で求められている公衆衛生活動とは

第11回 「日本公衆衛生学会(長崎)シンポジウム大規模災害から健やかな日常生活への円滑な復興にむけて」から
佐々木亮平、岩室紳也

健康施策に活かす保健師活動の評価と「見える化」

第3回 地域の情報収集とアセスメント
岸恵美子、鈴木良美、大宮朋子

ESSAY国際保健

第9回 母と英語と米国暮らし
松田正己

保健師のための閑話ケア

第60回 楽器の話
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

第45回 水害の話
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第219回 赤ちゃんとの関わり方、遊び方(19)
~2歳ごろから~
中川信子

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