2015年9月号

若年出産の場合は通常の母子保健・子育て支援よりも困難を伴う。若年出産者への支援を考え、自治体の取り組みを紹介する。

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20159月号

定価:本体 942円(税込)
第46巻9号
発行日:2015年9月1日
A5版 112ページ

特集妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援の中で 10代の母を支える

わが国では、若年出産(20歳未満の妊娠)は全出生数の1%ほどで、諸外国と比較してもそれほど多いというわけではない。しかし、若年母親は精神的に未熟で育児知識が乏しく、20歳以上を対象とした子育て支援と同様の方法では、難しい点がある。

今月の特集では、10代の妊娠、出産を社会、医学、倫理等の目線から各専門家に解説していただき、若年出産への支援を実施している自治体の取り組みを紹介しながら、10代の母親に必要な支援を検討したい。

  • 10代の妊娠・出産の現状と必要な支援
    大川聡子(大阪府立大学)
  • 若年妊娠の医学的、社会的リスク
    取材協力:水主川純さん 取材:編集部
  • 倫理学の立場から、若年妊娠について考える
    児玉 聡(京都大学)
  • 松江市の10代母親の子育て支援
    ─ 10代で妊娠・出産した母子への対応マニュアル作成から
    山本志歩美(松江市保健センター)
  • 佐倉市における10代で妊娠・出産した母親の集い
    ─「Happy mama style」
    上條友美(佐倉市役所)
  • 堺市中保健センターが取り組む若年母の支援と性教育
    ─「いのち ありがとうプロジェクト」
    山中八重(堺市中保健センター)
  • 若者の性の現状~「若者の性」白書(第7回青少年の性行動全国調査報告)より~
    編集部

統括に聞く

岡本理恵さん(名古屋市 健康福祉局 健康部 健康増進課 地域看護係長)
文:編集部 写真:カミヤス セイ

FOCUS

運動による医療費削減効果を分析した北名古屋市の取り組み
~「第3回健康寿命を延ばそう!アワード」を受賞~
柴田悦代(北名古屋市市民健康部)

特別寄稿

地域と連携した食育
~愛南町の「ぎょしょく教育」の取り組み~
嶋田さおり(安田女子大学家政学部管理栄養学科)

ニュース

統括保健師の配置状況等を報告
~平成27年度保健師中央会議

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

金子 裕さん(大和市役所 健康づくり推進課)
文:太田美由紀 写真:C.Kent

ピープル

高田佳子さん (日本笑いヨガ協会 代表)
高齢になっても、障がいがあっても、笑って暮らせる環境をつくりたい
文:編集部 写真:カミヤス セイ

理解して生かす保健師用語

第6回 「介護予防」
春山早苗、森林友佳子

情報BOX

BOOK
月間レーダー
information
月間レーダー special edition?!

連載

ESSAY国際保健

第6回 恩師と米国
松田正己

保健師のための閑話ケア

第57回 家族の苦悩
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

第42回 カラーコンタクトレンズの話
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第216回 赤ちゃんとの関わり方、遊び方(16)
中川信子

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