2014年1月号

健康格差の問題について、保健師として何ができるのか。保健師活動に新しい光を当て、近未来像を浮かび上がらせる。

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20141月号

定価:本体 942円(税込)
第45巻1号
発行日:2014年1月1日
A5版 112ページ

新春座談会健康格差縮小に挑む

経済的な「格差社会」の問題がクローズアップされてから久しく、依然としてその解消からはほど遠い状況が続いている。一方、「絆」という言葉に代表されるように、東日本大震災をきっかけとして、かつてあった相互扶助の精神を尊ぶ流れが生まれた。並行するように、わが国の公衆衛生・地域保健の世界で「健康格差」や「ソーシャルキャピタル」という概念が注目されるようになった。保健師にとっては健康格差もソーシャルキャピタルも古くて新しい問題である。新春座談会では、これらについて考えることで、保健師活動に新しい光を当て、近未来像を浮かび上がらせることを狙う。

【出席者】
近藤克則さん(日本福祉大学)
中板育美さん(日本看護協会)=司会
松田正己さん(東京家政学院大学)
山本昌江さん(長野県阿智村)
(50音順)

フロントランナー

洞口祐子さん(釜石市 高齢介護福祉課地域包括支援センター係長(兼)地域づくり推進課 中妻地区生活応援センター係長)
自分が出会い、話をしてくれた人の命を守りたい 信頼関係の積み重ねが有事に生きる
文:編集部 写真:カミヤス セイ

FOCUS1

木との触れ合いを子育てに生かす
~岐阜県山県市木育事業~
取材:白井美樹

 

FOCUS2

保健指導で腰痛を治す
~ストレス解消で痛み改善~
取材協力:矢吹省司さん(福島県立医科大学) 取材:編集部

FOCUS3

トラウマ治療のEMDR
~記憶の再処理法~
取材協力:太田茂行さん(日本EMDR学会コンサルタント、生活心理相談室ナヌーク) 取材:逸村弘美

FOCUS4

各務原ボディデザインスクール
~ターゲットを絞り込んだ健康増進事業のアプローチ~
梶岡多恵子(東海学園大学教育学部)

ニュース

  • 障害者虐待防止法施行後半年の虐待事例は1524
  • 看護系大学 平成26年度の新設は4校

ひよこ、ホップ、ステップ、ジャンプ!

野村歩美さん(宇都宮市保健所 健康増進課 保健センター)
文:逸村弘美(ライター) 写真:C.Kent

ピープル

寺門廣輝さん(医療法人社団慈優会 九十九里病院 理事長)
「目の前で苦しんでいる人を診るのが医者」
歌舞伎町で保険証のない人を診てきた、現代の赤ひげ先生
聞き手:逸村弘美(ライター) 写真:カミヤス セイ

TOPICS

眼力を鍛える
石垣尚男(愛知工業大学)

情報BOX

BOOK
月間レーダー
ちょっと知っトク・間違い探し
information
月間レーダーspecial edition?

連載

保健師のための閑話ケア

第37回 「先生って」?
藤本裕明

中臣さんの 環境衛生ウオッチング

第22回 ペットアレルギー
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第196回 安心子育てを手伝うために(4)
子育てのリアリティ(その2)
中川信子

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