2010年6月号

特集1:7年ぶりに、ひきこもりの評価・支援に関する新しいガイドラインが作成された。新ガイドラインの解説および現状と課題、地域の取り組みなどを掲載。
特集2:推計では年間の不育症患者は約8万人。専門外来への受診で8割が出産に結びつくといわれる。識者の解説と関係者のコメントを紹介。

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20106月号

定価:本体 942円(税込)
第41巻6号
発行日:2010年6月1日
A5版 112ページ

特集1ひきこもりの理解と支援

―「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」を中心に―
2003年以来7年ぶりに改訂された、ひきこもり支援のガイドライン。メンタルヘルスの問題としてより踏み込む一方、社会を挙げての支援の意義を強調する。わが国では約26万人、0.5%の家族がひきこもり状態の子を抱えているといわれ、地域における適切な介入が強く求められる。新ガイドラインの解説、地域における支援の現状と課題、自治体の取り組み事例を紹介する。

  • 「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」について
    【インタビュー】齊藤万比古先生(国立国際医療研究センター 国府台病院)
    聞き手:編集部
  • ひきこもりケースを地域で支援するために
    精神保健福祉活動の現状と課題
    近藤直司(山梨県立精神保健福祉センター)
  • 【事例】 田辺市のひきこもり支援
    松本敦子(田辺市保健福祉部)

特集2不育症を乗り越える

女性の晩婚・晩産化、少子化の傾向が進む一方、妊娠しても、待ち望んだわが子の誕生を迎えられない不育症。現在、年間7万9000人の患者が推計され、全国では30万~50万人もが悩んでいるといわれる不育症の実態は、社会により広く認識される必要がある。識者・関係者が現状と課題を紹介する。

  • 不育症とは
    杉 俊隆(杉ウイメンズクリニック)
  • 赤ちゃんのハートビートが活動の原動力
    患者の立場から不育症克服に取り組む「ハートビートくらぶ」
    松山弘美(NPO法人不育症友の会「ハートビートくらぶ」)

FACE 2010

長谷部裕子さん(南アルプス市保健福祉部健康増進課 健康企画担当副主幹)
文:編集部 写真:カミヤス セイ

ひよこ保健師 season4

柳澤昌子さん(新潟県粟島浦村総務課保健衛生係 地域包括支援センター兼務)
文・写真:西内義雄

OPINION! 保健師さんへ

岩室紳也さん(公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)
本当の専門性とは何か、考える時期にきていると思います。
聞き手:編集部 写真:カミヤス セイ

FOCUS

あきらめない保健師が入所者の尊厳を守る
~介護保険福祉施設から見える保健師の役割~
川本京子(北海道立衛生学院)

活動報告

茅ケ崎市、茅ケ崎保健福祉事務所および神奈川県中央児童相談所における
児童虐待予防連携システム構築事業
母子保健と児童福祉の有機的な連携
江藤愛子(茅ケ崎市こども育成相談課)ほか

研究報告

認知症予防のための安心院プロジェクト
~9年間の歩み~
吉田香織(宇佐市安心院支所市民サービス課)ほか

行政のうごき

利用者・従事者の視点で見直す10 年目の介護保険制度
長妻大臣と語る「みんなの介護保険!」意見交換会

情報BOX

本のレストラン
月間レーダー
infomation
7月の行事・開催される大会など
ナンバーわんちゃんの数字クイズ
月間レーダー special edition?!
ナンバーわんちゃんの数字クイズ答え
保健師お悩み相談室

連載

住まいに潜むアレルゲンと化学物質

第2回 掃除機を使いこなす!
中臣昌広

いまどき子育てアドバイス

第153回 いろんな子どものいろんな育ち(17)
中川信子

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