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みんな手段で悩んでいる!目的にかえって考えよう!!
第二話:目的が明確になっていますか?

「フリーター」は、仕事に目的を見つけられず、仕事はお金を得るためと割り切ってる以外にやりがいを求めて定職につかない人たちですが、「ニート」となると、生きる目的すらあいまいになって、日々なんとなく過ごしている症候群ということでしょう。

何のために仕事をするのか?
 "自分を磨くため"と私は思うのですが、昨今は収入を得ることに偏り、「無駄な汗をかかず、金は手っ取り早く儲けるのが正しい」的な発想がもてはやされ、ニートの出現を社会が誘発しているようにさえ思います。

ニートは傍目からは楽そうでうらやましくも見えますが、仕事や人生の目的が見つからないまま生きていくのは想像以上につらいことだと思います。

さて「目的と手段の混同」とは、よく指摘される言葉ですが、気づかないうちに陥っていることが多く、悩んでいるときはもちろんのこと、そうでなくとも機会あるごとにこの言葉を振り返るのは大切なことです。

なぜなら、行きづまりの多くは、目的を見失い、手段(事業)に振り回されていることが原因だからです。評価を重視したPDCAや発想の転換を勧めるブレークスルーが強調されるのはこのためだと思います。

「何のために」を自問自答すること、チームで確認すること、そして何よりも、住民に方法を押しつけず、住民と共に目指す方向についてのコンセンサスを持つことを常に意識していたいですね。

「評価」が重視されているのは、目標が定まっていないためであり、目標が不明確な評価は反省にとどまるだけです。

一方目標のコンセンサスが適宜図れていれば、あえて「評価」を持ちださずとも、各施策の効果的な見直しができているはずです。

「今後業務にどう取り組んでいくべきか」を考えるとき、すぐに「HOW TO」の模索、アイデア勝負に取り掛かるのは賢明ではありません。

どうすればよいのかに行き詰っているのは、手段で悩んでいるためであって、それを乗り越えるための手段を見つけることはそう容易ではないし、また見つけられたとしても、その場しのぎの「処理・修正」に終わってしまい、その後に課題を引き延ばしすることになりかねません。

目の前の課題解決に終始し、目指すべき目的にどの程度近づいたかを把握しないまま、日々の業務に追われることになりがちです。

いつでも目的や原点に振り返り、国主導の上意下達的制度や補助金事業等にブレない、振り回されないことが肝要です。


櫃本真聿
櫃本真聿

愛媛大学医学部附属病院 医療福祉支援センター長
愛媛県各地の保健所長を経て平成14年8月に現職にいたる。

愛媛CATV番組審査員、FM愛媛(79.7Hz)「care of life」のパーソナリティも務める。

―著作―
「ケースメソッドで学ぶ ヘルスプロモーションの政策開発−政策化・施策化のセンスと技術−」(株)ライフ・サイエンス・センター発行
「ヘルスプロモーション時代の 自治体保健専門技術職員の効果的活用」行政発行



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