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最終回を迎えました。この連載の間に私は愛着ある国立保健医療科学院を離れ、九州の地で教員として新しいスタートを切ることになりました。
多くの原稿は科学院時代に書いていましたので、その立場での記載が多かったことをお許しいただきたいと思います。
この原稿を書いている今は、大学にきて2週間目です。
今の気持ちを一言でいうと、「わからない!」です。 知っておいてほしいこと、伝えたいことはありますが、基礎教育がはじめての私は、学生がどう考えているのか、どの程度のレベルなのか、実のところわからない状況にいます。
ところで、前任での最後の仕事で、地域保健総合推進事業による「保健師の確保方策に関する事例集作成検討会」の座長をさせていただきました。
この検討会は、効果のあがる保健活動を展開するためには一定数の保健師の確保が必要という考え方にもとづいて、保健師の確保方策を検討するものです。
検討資料とするため、保健師の確保に向けて努力された市町村の方に、具体的な動きについて聞き取りをさせていただきました。それは見えにくい保健師活動やその必要性をいかに形にし、伝えるかということでもありました。
それを思い返すと、私がこれから行ってゆくことは、納得させたい相手は違っても、保健師のことを伝える、納得させることへのチャレンジという点では同じだなあ、と感じているところです。
ヒアリングで感動した、あきらめない姿勢を私も実践しないといけませんね。
これを読まれているのは、現場の方々が多いことと思います。検討会の報告書はそのうち全国の市町村に配布する予定ですので、読んでいただければ嬉しいです。
最初に書いたように、現場と研究をつなぐことが私が望んでいた立ち位置でした。この仕事は、まさにその立ち位置と言え、そういう仕事についたことは私の喜びでもあります。
私からの最後のメッセージは、前にも書いたことですが、「どうぞ研究者とつながってください」です。そうすることでお互いに刺激しあうこと、それが保健師の、そして研究者や教育者の活力につながることを信じて筆をおきたいと思います。
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