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雑感とは、「種々雑多のとりとめない感想(小学館 現代国語例解辞典 1991)」
と定義からはじめるところが、ちょっと「研究者」っぽい?
この定義からいうと、ここでは私が感じていることは何でも書いていいらしい。 ということで、このコラムをお引き受けすることにしました。 皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
私は自分が研究者と呼ばれる立場になるとは正直なところ、まったく思っていませんでした。
私が研究者と聞いて最初にイメージするのは、鉄腕アトムのお茶の水博士 (年齢がわかってしまう発想ですね……)。 博学、 実験室、 白衣、 しかし世知にはいまひとつたけていない……等。 最後以外は自分に当てはまるものがありません。
考えると、三十歳もしっかり過ぎてからこの業界に足を踏み入れたとき、私は自分の立ち位置を、お茶の水博士のように格調高い研究者ではなく(そもそもそうしたいと思っても無理)、現場と研究をつなぐ人間になろう、と決めました。 すると、このコラムはその位置にはまるよね、と思いながら、この原稿を書いています。
私が本当に研究者という「人種」を意識したのは、学校を卒業して現場の仕事を始めて数年たち、無理やり学会で発表”させられた”ときでした。
「おおっ!本に名前があったあの人が目の前でしゃべっているぞ!(その時まで私はなぜか、本を書いているような人は皆、高齢で、既に他界されている人が多いと思っていた)」、と驚いたのを覚えています。
会場で買った本に、研究者からサインをもらったこともあります。そのくらい私には研究者というのは遠い人種でした。
そんな私なので、このコラムの中では、現場の皆様が研究や研究者を身近に感じていただけるよう、研究者との「おつきあいの秘訣・掟」なども含めて書いて、いや、つぶやいてゆきたいと思っています。
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