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ひきこもり当事者の生活機能障害は、一般的な身体・知的・精神の3障害の方々より重篤なケースも多い。
例えば、大人にもかかわらず、他人と会うことができない、ゴミ出しができない、回覧板が回せない、金銭管理も難しい等々、生活機能面の障害は子どものそれを下まわっている。
当事者はしない(Do not)ではなく、できない(Can not)のである。この現状を踏まえ、われわれ家族会は次の様な公的対応を望んでいる。
- 40歳前後に至る長期的重篤なひきこもり者には、福祉の適用検討を!
- 若年ひきこもり者には,精神保健福祉制度(カウンセリング等含む)の拡大適用を!
以下の文章は、長期にわたる重篤なひきこもりの息子をもった母親が綴ったものである。早期対応の大切さが痛感される
"苦節30年、母の想い" わたしは、自分の息子が中学生のときから40歳になる今日まで、30年あまり、ずっとひきこもり問題に関わってまいりました。この間、数えきれないほど大勢の当事者本人、ご家族、支援者にお会いしました。いまは、ひきこもりは多くの場合、回復や好転する人の極めて少ない、また、再発も多い困難な(広い意味での)病気だということがよくわかりました。
年長組の多い親の会での話を開くと、毎回必ずといってよいほど、親亡きあとの話題が繰り返されています。困難なことといえば、他人と会うことができないため、買い物ができない、ゴミ出しができない、草取りができない、回覧板が回せないなど、おもに地域生活の不自由さの面で、実質的に障害状態にあります。そしてこの状態が社会から障害として理解され、認められ、支援を受ける見込みが、まだ全く立っていない、どうしようという強い不安感でいっぱいです。
その人がこんなに困っているという個々の「事実」のあることこそが、ひきこもり問題の本質だと思います。年長組への支援については、年金等の金銭的な面のほかに、日常生活、地域生活の不自由さ、また、それらがどのくらい続いているのか、すなわち、「不自由さレベル」を正しく知っていただき、それを補う介護福祉的な視点からの支援もしていただける制度を作って欲しいと考えています。そして、このことは、わたしがまだ生きているかもしれない5年以内にぜひ実現していただきたいと切に望んでいます。 年長組の老母より |
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